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断食によって発生するケトン体とは

最近プチ断食というダイエット法が流行しているようですが、何故プチ断食がこれほど流行したのでしょうか。そしてまた何故プチ断食によって痩せることが出来るのでしょうか。今でこそ飽食の時代と言われ、食べ物に困ることも少なくなりました。しかしつい数十年前までは日本も飢餓の時代であり、人間というのは他の動物と同様飢餓との戦いの歴史でした。そのため人間を含め動物は飢餓に対して強い防衛本能を持っており、飢餓状態を生き抜くためのメカニズムを体が持ち合わせているのです。人間は数日間食事をしなくても生きていけますが、これは食べ物を食べなくても体に蓄えた脂肪をエネルギーに変えて生き抜くことが出来ます。人間の活動エネルギーの源は「糖」ですが、脂肪をケトン体という物質に変えてエネルギーにすることが出来ます。このケトン体は糖の代わりにエネルギー源となり、体を動かしたり、脳を働かせることのできる優秀な物質であり、このケトン体のおかげで人間は食べ物を食べなくても生きていけるのですね。ケトン体が発生するということは、同時に脂肪も分解されるので、断食によって痩せることが出来ます。ただこのケトン体も増えすぎると体にとって有害となります。ケトン体が過剰に増えると体内は酸性に傾き、ケトアシドーシスといった症状を引き起こすようになります。ケトアシドーシスとは糖尿病患者によく見られる症状で、頭痛や吐き気、嘔吐の他、意識障害を引き起こす危険な症状です。ですからケトン体を大量に発生させる過度な断食は危険というわけです。断食をするならせいぜい2、3日のプチ断食にとどめておいた方が良いのです。

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